■本 | 音、沈黙と測りあえるほどに

著者:武満徹
出版:新潮社
初版:1971年
現行価格:3,500円

抜粋:「私は音楽と自然とのかかわりについて、いつも考えているが、それは自然の風景を描写するということではない。私は時として人間のいない自然風景に深くうたれるし、それが音楽をする契機ともなる。しかし、みみっちくうす汚れた人間の生活というものを忘れることはできない。私は自然と人間を相対するものとしては考えられない。私は生きることに自然な自然さというものをとうとびたい。それを[自然]とよびたい。これは奥の細道に遁れるような行為とは大きく矛盾するのである。私が創るうえで、自然な行為というのは現実というの交渉ということでしかない。芸術は現実との沸騰的な交渉ののちにうまれるものだ。」

若き日の武満徹の創作エッセンスが ちりばめられた一冊。このタイトルも良い。

驪戻る
ご連絡はこちら
info@ausmerzen.com