■散文 | 東京タワーで人間観察
2002年8月30日(金)
東京タワー下でナイス・スティック(八十円の菓子パン)を囓りながら人間観察を慣行。 しばらくして、鳩のマークの黄色いバスからワンサと人が降りてくる。 その中の一人、観光客とは思えぬやさくれぶりな白人にターゲットを絞り、尾行開始。 タペストリーはおろか、ペン立て、マグカップ、饅頭と節操なく「イヤげ物」を漁ってみせる、やさくれオヤジ。 何を違ったか、お買い上げホヤホヤの饅頭をガキんちょに与え、誇ろげな笑みを浮かべてみせる、やさくれオヤジ。 そんな、異国のやさくれオヤジは、その後、何も観覧することなく、黄色い鳩の中へと吸い込まれていった。 まさに「黄色」がよく似合う。そんな異国のオヤジであった。(尾行所要時間三十分少々)
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